日本では処方箋が必要なアレルギー薬が、アメリカでは市販薬として売られています。
アメリカは広く、身の回りに木が多く生えているので、毎年何かのアレルギーに悩まされることも多いと思います。
特に春に近づき暖かくなる季節は注意です。アメリカは日本に比べるとスギよりもブタクサが多いそうです。
花粉症がある方は自分に効く成分のものを用意しておくといいでしょう。
◆花粉症の簡単な説明
ヒスタミンにより刺激を受け、くしゃみ・鼻水・目の痒みなどの症状がでます。
また、ヒスタミンの症状が出てからロイコトリエンが体内で作られ、血管が拡張することで鼻づまり、目の腫れ・充血が生じます。
くしゃみ、鼻水、目の痒みを治す→抗ヒスタミン薬
Diphenhydramine (即効性あり)
Loratadine (弱め)
Levocetirizine dihydrochloride(強め)
鼻づまりや目の腫れ・充血を治す→血管収縮薬
Phenylephrine (鼻づまり緩和)
◆風邪と花粉症の見分け方
風邪と症状が似ていることが多いのですが、目のかゆみや充血、鼻水がサラサラ、連続するくしゃみなどがある場合は、風邪ではなくて花粉症の症状だと思います。
◆主な記載項目
アレルギー薬
点鼻薬
点眼薬
鼻うがい
アレルギー情報アプリ
☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎
■主なアレルギー薬(Allergy Relief)
風邪っぽい症状以外に、何かしらの痒みや湿疹、食物、口腔アレルギーが出てしまった場合でも飲めます。
🌟昔からある第1世代
◉Benadryl(ベナドリル)
メリットは、即効性があり、飲めばとりあえず鼻水は止まりやすい。
しかし、効果は数時間しか持続しない。
また眠気や集中力の低下といった中枢抑制作用もみられます。
🌟第2世代
第1世代と異なり、脳に作用しにくく、少量(1日1錠)で効果が持続します。
服用しても眠くなりにくく、継続服用することでさらなる効果が得られます。今すぐ鼻水を止めたいときに飲む薬というよりは、アレルギーの季節を通して予防し、快適に生活するための薬です。
◉Allegra(アレグラ)
抗ヒスタミン薬の中で、副作用での眠気が一番少ないと言われています。
◉Claritin(クラリティン)
くしゃみ、鼻水、かゆみ、喉のイガイガなどを緩和し、眠気の副作用がありません。
ロラタジンという比較的弱めな抗ヒスタミン薬が使用されています。
子供にオススメ‼️
2歳から噛み砕いて服用できるチュアブル錠のぶどう味は人気です。
◉Zyrtec(ジルテック)
Claritinではまだ効き目が弱いという方にはそれよりも強い抗ヒスタミン薬のセチリジンが使用されています。
🌟第2世代の最新商品
◉Xyzal(ザイザル)
ザイザルはジルテックの有効成分セチリジン(Cetirizine)から、脳への影響が少なく効果も持続する成分だけを抽出した優れもので、今人気の商品です。
息子が食物アレルギーと軽いアトピー性皮膚炎で日本の小児科に通っていたときに毎回出されていたお薬です。
■鼻のアレルギー薬(点鼻薬 Nasal Spray)
鼻の中にスプレーしてくしゃみや鼻水を緩和するタイプのアレルギー薬も多く出ています。小さいお子様はアレルギー用でなくてもシンプルな塩水スプレー(紹介記事𝟙)だけでも効果あるかと思います。
((成分の種類))
⚠血管収縮薬入り鼻スプレーは連続3日まで。よく効くので癖になってしまいがちです。1回の用量と使用頻度を守り、3日以上は続けて使わないようにしてください。
次第に鼻粘膜が厚くなり、アレルギーに関係なく常に鼻づまりするようになってしまいます。
ステロイド系の鼻スプレーは1日1回のように決められた用量を毎日欠かさず続けると効果があります。スプレーの噴霧も決められた方法を守らないと、鼻粘膜を傷つけ鼻血が出やすくなりますから、気を付けてください。
脂肪細胞安定薬(英語ではMast Cell Stabilizer)というのは、花粉症の症状を引き起こすヒスタミンやロイコトリエンを分泌する脂肪細胞の働きを抑制する成分で、ステロイド系ほど効き目は強くありませんが安全性は高く、免疫を弱めてはいけない人にお勧めです。
◉Flonase(フローネーズ)
ステロイド系鼻スプレー。
できれば花粉が飛ぶ1-2週間前から使い始めると効果が高いそうです。
◉Afrin(アフリン)
血管収縮薬入り鼻スプレー。
風邪やアレルギーによる鼻づまりを、鼻や喉から滴り落ちる液体の不快感なしに緩和。鼻腔を水分補給するためのグリセリン配合。
◉Nasacort(ネイザコート)
脂肪細胞安定薬鼻スプレー。
鼻づまり、くしゃみ、鼻水、鼻のかゆみを24時間緩和。
■眼のアレルギー薬(点眼薬 Eye drop)
((成分の種類))
血管収縮薬の目薬は、目の腫れ・充血を一時的に解消するのに即効性があります。
長期間の利用は避けてください。
抗ヒスタミン薬の目薬はすぐに効いて目のかゆみを和らげてくれます。
脂肪細胞安定薬は、即効性はありませんが安全性が高く、副作用を気にせず何ヶ月も長期にわたって使い続けることができます。最新のタイプで、特にコンタクトレンズ利用者にはお勧め。
◉Opcon-A 血管収縮薬+抗ヒスタミン薬。
花粉、ブタクサ、草、動物の毛、目のかゆみや赤み、炎症に。
◉Alaway
脂肪細胞安定薬。
市販薬の中では、効果がかなり高いようです。点眼後、数分で軽減し、最大12時間かゆみ、発赤、涙目を防ぎます。
■鼻うがい
◉NeilMed
鼻うがいをする方にはこちらがおすすめ。
体液に近い洗浄液で、鼻うがい用のボトルも付いた商品。
🌟外出の際はアレルギー予報のチェックを‼️
Pollen.comのアレルギー予報を見ると、花粉の飛散量や、花粉の種類、明日の花粉量予測などを確認できます。
☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎︎☺︎
𝟛に続く(その他の市販薬)
アオリ
Comments